オプジーボ 終了しました

ジル「私にもいよいよ人生のカウントダウンが始まったようだニャ」

ミケ「赤ん坊だってそうでしょ。確か、4年くらい前にもそんなこと言ってませんでし

 た?」

ジル「あの時は前立腺癌ステージ4で、骨転移もあったはずが、ホルモン療法というの

 が効き続けているようで、医者もあと5年は大丈夫と言ってる。だが、去年見つかっ

 た胃癌は、半年前にオプジーボを終了してから、お手上げ状態ニャ‼」

タマ「なるほど……今回は近未来的な匂いがしますね」

ミケ「私たちを呼んだのは……何か用ですか?」

ジル「明日をも知れん命ゆえ、一刻も早く弟子たちに伝えておかねばならんことが、幾

 つかあるのニャ」

ミケ・タマ「はあ?ただの年の離れた友達じゃないんですか?」

ジル「弟子なのニャ‼」

ミケ「はいはいそうでした」

タマ「それで、遺言の内容って?財産分与とか?」

ジル「違うー‼もっと愚にもつかないことニャ」